
■プロフィール
A.N.さん(66歳)
警備歴1年10ヶ月
国内大手計測器メーカーで
40年勤務
仕事の関係で海外に常駐し、
人生の半分を海外で過ごす。
定年退職後シンガポールで
悠々自適な生活を送っていたが、
2017年に日本へ帰国し、
警備員として働きはじめることに。
■仕事をはじめたきっかけは?
子どもの頃から警察剣道をやっていて、警察官にすごい憧れがありました。
今から警察官になるのは無理なので、「そうだ警備員やってみよう!」と挑戦することに決めました。
実は他の仕事の引き合いも正直あったんです。海外での生活が長かったので、
語学を使った翻訳の仕事を頼まれてすこし手伝ったのですが、性に合わなくてね。
やっぱりこの歳になったら「自分がやりたいことを優先させたい」って気持ちが強くて、
警備の仕事一本に絞ることにしました。
先日、念願だった交通誘導警備の資格も取得して、今は別の資格も勉強中です。
警備員のプロフェッショナルになりたい。この歳で夢を持つとは思っていませんでしたね。

■職場・仕事の魅力は?
この会社の一番の魅力は「いい人が多い」
ってところかな。
変に威張っている人もいないし、
社員のみなさんも愛嬌があって優しい方ばかりです。
人が良いから、仕事も楽しいと思えるし、
長く続けているんだと思います。
警備の仕事は、他の警備員さんをはじめ、
ご近所の方や業者の方など、
色々な人とコミュニケーションをとることが多く、
知らなかった世界を覗けることがすごく面白いです。
最近はイベント警備の現場にも行くようになって、
コンサート会場やサッカーのスタジアムには
行ったことがなかったので、
新しい世界が拓けた感じがします。
この歳になっても「毎日が新鮮!」
ってなんかいいですよね。

■あなたにとって“はたらく”とは?
自分にとってはたらくとは
「社会に貢献する」ことだと思います。
これは前の仕事でもそうだったのですが、
仕事は誰かの役に立つことが目的だと思うんです。
自分が誰かのために働いて、
喜んでもらえることが素直に嬉しいですね。
「社会に貢献している」って実感は、
やっぱり働いていないと感じられないことだと思います。
資格取得に向けて目標を持ったり、
今まで知らなかった新しい世界を感じられたり、
第二の人生をいま心から謳歌しています。